こんにちは、コーヒーと麻婆豆腐です。
沖縄は非常に暖かい。というか日光が凄まじく強い。
今車中泊にて生活をしているので
日が落ち眠り、日光で起こされるという生活を送っている...。
さて、今回はコーヒーの歴史について書いていこうと思う。
やはり歴史は面白い。
歴史を知れば、そのものがなぜ僕らにそのものたらしめるのかを
自然に教えてくれる。
もちろんその思い馳せている瞬間には
主観がかなりを占めるし、自己満足なんだけれど。
それでも、自分の世界が今より充実するならそれでいい。
ではいこう。
コーヒーの正体
コーヒーとは何か
「コーヒーノキ」(正式名がこれ)の実をいって粉にしたもの
また、それを熱湯で浸出した飲物がコーヒーである。
「コーヒーノキ」は2~3年で一人前になるのだが、
発芽後、その花はジャスミンのような香りを放つらしい。
※筆者はジャスミンティーが大好きだ
花は、3日ほどで散って緑色の楕円状の細長い球形の果実を結ぶ。
それから7~9ヵ月後、真っ赤に熟したコーヒーの実が収穫の時期を迎える。
コーヒーの実は、赤く熟すとサクランボのようになることから
「コーヒー・チェリー」と呼ばれているんだけれども
その中でも特に枝の先端に付く丸い種子は
「ピーベリー」と呼ばれ、珍重されてるようだ。
この「ピーベリー」は収穫全体の3~5%くらいしかない貴重なもの。
お店にはなかなか出回らないとのことなので、
びんびんにアンテナを張って縦断中に一度は飲んでみたいと思う。
ちなみにコーヒー豆は2個1組らしい。
表面の固い外果皮と果肉(パルプ)を除くと、
さらに内果皮に包まれた種子(コーヒーの生豆)が出てくる。
生豆には薄い皮膜(シルバースキン)に包まれた
ペアの平豆(フラット・ビーン)が入っていて
これがよく僕らがイメージするコーヒー豆。
中には丸豆が1個の場合もあって、これがピーベリーと呼ばれている。
貴重なものは常に何かの犠牲を孕んでいるようだ。
コーヒーの歴史
「コーヒー」はアラビア語でコーヒーを意味する
カフワ(アラビア語)が転訛したものである。
元々ワインを意味していたカフワの語が、
ワインに似た覚醒作用のあるコーヒーに充てられたのがその語源なのだが、
一説にはエチオピアにあったコーヒーの産地カッファ(Kaffa)が
アラビア語に取り入れられたものともいわれている。
そんなコーヒーはアフリカ大陸で発見されてた後、その価値が認められると
様々な人々の手によって、栽培範囲も飲用文化も世界各地へと広がっていった。
諸説はいくつか在るようだが、大きくは2つとされている。
1つはエチオピアのヤギ飼いカルディの話で
ある日カルディが、自分が世話をしているヤギが牧草地に生えている
灌木の実を食べると、騒がしく興奮状態になることに気づくところから始まる。
それからこれ興奮する効果在るんじゃないかということで
茹でて飲んでみたらあら不思議。眠気がなくなった!
という話。
そしてもう1つがイスラム教徒シーク・オマールが飲み物として発見した話。
これはなんかしょうもないので割愛。
イスラム教徒シーク・オマールが飲み物としてのコーヒーを発見(コーヒー起源伝説) | コーヒーの歴史 | コーヒー百科 | 知る・楽しむ | コーヒーはUCC上島珈琲
→このサイトがわかりやすかった!
こんな感じでコーヒーはもともと薬的な役回りで
修道者が用いる秘薬的なものだったらしい。
今も体に対してはっきりわかっている効能も在るようで
筆者はより一層コーヒーが大好きになった。
※↓わかっている効能
・発症リスク低下(ほぼ確証):パーキンソン病/大腸がん/直腸がん/2型糖尿病
・リスク低下の報告あるが論争中 :アルツハイマー病/肝細胞がん/胆石
・発症リスク上昇(ほぼ確証):(今のところ特になし)
コーヒーの種類
栽培品種はアラビカ種を中心に200種類以上が在るよう。
※ブラジルとコロンビアが育種に盛んであるらしい
特に下記がコーヒー3原種として有名だ。
<アラビカ種>
病害虫や霜、少雨等に弱く栽培が困難だが、風味とコクに優れ、レギュラーコーヒー用を主体とし多様な品種がある。総生産量の約70%を占める。
従来は、ブラジルのブルボンとコロンビアのティピカが、
アラビカ種の2大品種と呼ばれ主力品種だった。
その後、収量や耐病虫性に優れた品種への置換が進み、
ブラジルのカトゥーラ、カトゥアイとムンド・ノーボ、コロンビアのカトゥーラと
バリエダ・コロンビアが、それぞれ主力品種となっている。
このほか、スマトラ、モカ(銘柄とは別)、ブルー・マウンテン(ブランドとは別)、コナ、マラゴジッペ、アマレロ、ゲイシャなどがある。
ゲイシャは最近某コンビニエンスストアで発売されていた。
他のコーヒー屋で飲んだことある程度な素人の筆者からしても
正直期待はずれだなという印象だった。
ゲイシャ独特のジャスミンティーを思わせるような
香りはそこにはなかったと記憶している。
<ロブスタ種>
アラビカ種に比べて耐病性が高く、少雨、高温多湿の土地でも栽培できる品種。
また安定収穫できる様になるまでにかかる期間が短く
栽培が容易なので収量も多くなっており、
生産量2位のベトナムで主力となっているようだ。
抽出しやすく水出しも容易だが、
カフェイン成分が多く苦みやクセ(ロブスタ臭)が強く、
単独での風味はアラビカ種に及ばないと言われている。
まだそう言われてもわからないので今後実地で違いを学んでいきたい。
<リベリカ種>
高温多湿の気候に適応するが病害に弱く、品質もアラビカ種に及ばない。
また、果実が成熟するのに時間がかかり、
大木になるので収穫が大変で、収穫量が少ないという点や
アラビカ種やロブスタ種に比べて風味が劣っているという問題があるらしい。
※その為流通量が少なく生産国での自家消費や、研究などに使われている
以上がコーヒーの3原種と言われるものである。
筆者もコーヒーは好きだがまだまだなので
こういった豆のもつバックグラウンドを意識して飲み比べをしたい。
そしてゆくゆくは気分や状況に合わせて
コーヒーを選べるような男になりたい。
僕とコーヒー
知れば知るほど奥深いなコーヒー。
人だって初めましての時は自己紹介をするし
相手のバックグラウンドを知ろうとする。
その上で初めて正しいやりとりができるはずだ。
でも人はどこまでいっても「モノ」でしかない。
分解して分解して細かくしたら
人は人でなくなりモノへと変わっている。
これは人間のある種特別な目線なのかもしれない。
だったら、万物全てに対する向き合い方も
人ひとりと同じようにするのが自然なのではないだろうか。
そしてそのように接した時、自然とモノが答えてくれるはずだ。
そう信じて、今日もコーヒーを啜る。
終わり
2019/04/06 @沖縄県のとある港町